記憶に残る感覚ってなんでしょうか。
音楽の聴覚、絵画・映像・思い出の品々の視覚、タオルや動物の感触。。。。。
残りますね、でももっと瞬間的なものがあります。
自分でコントロールできないもの。
一瞬でそれに行かされるもの。
無意識に飛んでしまうもの。
それは、匂いです。
例えば、
街行く人から漂う香水に昔の恋人を思い出したり、
樟脳の香りで田舎を思い出したり、
みそ汁やコーヒーの香りでおうちを恋しく思ったり、
職場の嫌な人が使ってる柔軟剤の香りを嗅ぐと気分が悪くなる、
こうゆうのはよく聞く話です。
嗅覚は、脳の中にある記憶をつかさどる器官「海馬」に信号を送れる唯一の感覚。
他の感覚は、いったん思考担当の「大脳新皮質」を経由して「海馬」に行きます。
嗅覚は、最も本能的、動物的な感覚なんですね。
そうゆうことを知ると、嗅覚を積極的に利用しない手はありません。
例えば、
梅雨の時期にアロマオイルを使うのも一つの方法ですし、
想い人にアプローチするのに香水を使ってインプットさせてしまうのも手ですし、
これといったハーブ料理を自分の十八番にして振る舞い自分と繋げるのも手です。
私が利用するのは精油(アロマオイル)です。
無水エタノール100mlに、お気に入りの精油を100滴近く入れてリードをいれておけば完成です。
揮発をゆっくりにしたければ、グリセリンを20mlくらい入れておくと長持ちします。
例えば、私は
洗面所には、グレープフルーツやサイプレスをブレンドしてイライラ防止。
玄関には、ゼラニウムとユーカリで虫よけをしつつ、甘さと爽やかさでゆったりとした気持ちを誘発。
書斎は、ジュニパーベリーとローズマリーシネオールで集中力を高めさせてます。
匂いに私たちは逆らえない。
否応なしにそこに持っていかれるのなら、有機的に活用したいものです。