
菖蒲湯の沸くほどに澄みわたりけり 鷹羽狩行
今日はいい天気ですね。
こんな日にピッタリの句だと思います。
端午の節句に菖蒲湯に浸かったという思い出のある方は多いんじゃないでしょうか。
新湯のピリピリと肌を刺す感じ、風呂場に広がる菖蒲湯の匂い、
透明の湯に映える目鮮やかな緑。
あの熱い湯につかると却って清々しさを感じます。
菖蒲湯の菖蒲は葉菖蒲ですが、今は花しょうぶがシーズンです。
写真は今年の明治神宮のものです。
真っ直ぐに伸びた先につける艶やかな花。
花というより華といった感じがします。
様々な花の色と、葉や茎の緑とのコントラストのせいでしょうか、花しょうぶも清々しい気持ちにさせてくれます。
真っ直ぐな凛とした美しさ。美しいものは心を洗ってくれますね。
明治神宮は、原宿近くの都心にあります。
それなのにどうでしょう、写真をみてください。
ビル一つない空間があるんです。
頭上を塞ぐものがないことの解放感。
これも清正井の効果?
清正井は、花しょうぶ園の奥にある加藤清正が堀った井戸といわれるものです。
これをスマホなどの待ち受けにすると、
婚活・妊活・就活が成就するといわれるパワースポットです。
今回は行けませんでしたが、都心の井戸とは思えぬほど澄んでいます。