
タイトルを見て、
「TARO OKAMOTOね」と頭に浮かんだ方、正解です。
渋谷の井の頭線から銀座線へ行く過程には、「明日の神話」という大壁画があります。
普段は通りすぎるだけなのですが時間つぶし(待ち合わせだった)に見るとはなしに見ていると、なかなか迫ってくるものがあります。
いえ、というより気分が悪くなるのです。
調べてみると、「第五福竜丸が被爆した際の水爆の炸裂の瞬間がモチーフ」になっているんですね。
私は芸術には疎い方ですが、そんな人間の心をまっすぐに動かす力。
ホンモノってことなんでしょうか。
その岡本太郎の母が愛した多摩川ほとりの生田緑地には、岡本太郎美術館があります。
この美術館には「母の塔」というシンボルタワーがあります。
これも一見すると?なんですが、じっくり見てみると「母という存在の力」を感じます。
岡本太郎といえば、大阪の「太陽の塔」や青山の「こどもの樹」で、
それゆえに岡本太郎は底抜けに明るいイメージだけだった。
一面だけで知ったかぶりをすることの恥ずかしさ。
いろんな面を見て、そこで初めて判断していきたいものです。