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立秋

 秋立つや川瀬にまじる風の音  飯田蛇笏

 

「もう子供じゃないんだ、大人なんだ。」と知る時があります。

それは、人によってさまざまな年齢の時に、突然やってきます。

 

私の場合、それは2008年の秋でした。

毎年、夏の終りから秋にかけてが苦手でどうも心が沈む。

何があるわけでもないのに、気分がすぐれない、元気が出ない、やる気がない…

毎年、甲子園が始まると身構え、終わるころにはバッチリ気鬱になっている。

そうゆうのを繰り返していました。

ただ、2008年は違った。

気づいた時には秋は深まっていた。

気にすることなく秋を迎え入れてた。

秋を待ち望めるようになってた。

そして、自分がもう子供じゃなく大人なんだということを知りました。

  

立秋です。

日中はうだるような暑さですが、早朝や夕方には涼やかな風を感じる。

お味噌汁の香りが、いい匂いに感じ始めます。

大人を知ったら、今まで知らなかった季節の移ろいを肌で感じる。

失った感受性があり、培われた感性が目覚めることがあり。

さて、今年の秋は何を楽しもうか。