· 

熱いのがお好き?温いのがお好き?

島根県に来て10か月、〇〇温泉という文字がよく目に入るので温泉が多い県なんだなぁと思ったので調べてみた。

結果、全然多くなかった、あービックリ。温泉地数43(1位は北海道245)源泉総数254(1位は大分4385)だった。大分の源泉数すごくありませんか?さすが温泉県と名乗るだけありますね~

 

島根で温泉といえば全国的には「玉造温泉」が有名なんでしょうが、私は温泉津温泉(ゆのつ温泉)をオススメします。温泉津温泉といえば、レトロで趣のある建物な上に天然温泉の中で最高評価オール5、温泉ソムリエの方々の大絶賛な薬師湯が有名です。露天風呂はありませんが、湯ノ花が溶岩のようにこびりついた浴槽は視覚的に湯治感満載ですし、実際身体の芯から温めてくれるとろりとしたお湯は最高なのです。が、私は元湯の方が好み。

この元湯では3つの浴槽があり、身体を湯の熱さに慣らしていくんです。ふふふ、おもしろいでしょ?

でも、そんなのんきなことを言ってる場合じゃないくらいに熱い。「肩まで浸かれんなぁクゥー」と心で吠えていると、ガラッと引き戸がひかれ番台のおばあちゃんが「ダメダメ、肩まで浸からんと余計熱いよぉ~」と指導してくれます。(なぜ2つめの浴槽で腰かけているのかと分かったのか)赤くなる肌、頭から噴き出る汗。3分浸かれば上等。熱さと番台のおばあちゃんの指導に度肝を抜いてくる温泉です。こんなカラスの行水的温泉で効果があるのかしらんと思いますよね?これがすごいんです、ジンジンとじわじわと湯の成分と熱さが体中を巡っていく感覚は、温泉津の元湯でしか味わえない刺激なのです。

 

刺激といえば、肌にシュワシュワがつく炭酸温泉ってご存知ですか?あれ面白いですよね~

炭酸温泉は、身体に泡がつく二酸化炭素がたくさん含んだものと、炭酸水素イオンをたくさん含んだものの2タイプに区別されるらしいんですが、この両方が堪能できる温泉が島根にはあります。それはラムネ銀泉

ラムネのようにブクブクと~と期待して入ったのですが、残念ながらそうゆうのはなし。ここの面白さは、日ごと湯色が変わっていくこと。脱衣所に貼ってある情報によると3週間かけて緑から黄緑、黄色、オレンジ、琥珀となっていくらしい。私は黄緑という不思議な色の湯に浸かったのですが、いつまででも浸かっていられるくらいのぬるま湯。壁に貼ってある出雲神話も温泉の効用も読み飽き、名残惜しく温泉から出てみると肌の色も変わらず汗もかかず、それなのに時間が経っても、じんわり、ほんのりと温かさが続く。これが血行を高める二酸化炭素の働きらしい。

 

熱々にしかないもの、温めにしかないもの。それぞれに良さがありますね。

コーヒーのドリップの湯温における情報もお店や情報媒体によって90℃だったり85℃だったりしています。抽出する湯温は高いほど苦味が出るので、熱い湯は苦味、温いと酸味が感じやすく、湯温によって風味が変わってきます。湯温が与えるものの差って意外に大きい。抽出時の湯温も温泉の湯温もどっちがいい悪いとかじゃなくて、完全に好みの問題ですよね。 熱いのと温いの、どちらがお好みですか?