コーヒードームの作り方

コーヒードームの作り方
コーヒードームの作り方

最初からお断りを入れるのは申し訳ないのですが、それでも一珈琲屋としてお伝えしたいので言葉にします。

コーヒードームはドリップのコツではありません。

コーヒードームの大きさと味は関係ありません。

 

それでも、様々なメディアを通してぶわっと膨らんでいるコーヒードームを見ると、「なぜ私は膨らませることができないんだろう?」と思われる方が多いようで、よくご質問を頂きます。

確かにあれ、「映え」がありますもんね~目に見えるものの訴求力は強いです。

 

そこで今回は「ぶわっ~と膨らんでいるコーヒードームの作り方」をお伝えしたいと思います。

ポイントはたったの3つ!

①深煎りに焙煎された豆を選ぶ。

②焙煎したての豆を買う。(新しければ新しい程よい)

③2杯以上(25g程度 多い量の方が膨らむ)の豆を淹れる直前に挽く。

以上3点を注意して頂ければ、ペーパードリップでもぶわっ~っというのをご体験頂けると思います。

これを読んで「これって珈琲豆次第ってこと?」と思われた方、正解です。(笑)

 

コーヒードームができる理由は、珈琲豆に含まれている炭酸ガスが放出されるからなんです。

珈琲豆を焙煎すると、豆に含まれる成分が化学反応し炭酸ガスが発生します。発生した炭酸ガスの多くは焙煎過程で放出されますが、珈琲豆にも残ります。焙煎したての豆には炭酸ガスがたくさん残っている(豆から放出されきってない)ので、密閉容器に入れて販売すると途中で爆発する可能性があります。そうならないために、当店の包材(コーヒーの袋)も香りを逃さず炭酸ガスだけを放出する特殊な袋を使っていますし、他店のでもガスが抜ける工夫がされた袋を利用されているところが多いです。話が少し逸れてしまいましたが、コーヒードームは、ドームを作っている炭酸ガスがたくさん含まれた焙煎したての豆であればあるほど膨らみます。

次に、なぜ深煎りの方がコーヒードームを作るのに向いているのでしょうか。

珈琲豆の組織は、焙煎することで空洞が連なるハニカム構造(蜂の巣)になっていきます。

焙煎時間が長い深煎り豆の方が、その空洞が大きくなり、必然的に豆一粒が持つ炭酸ガスの量も多くなります。

同じ質量であっても、浅煎り<中煎り<深煎りといった具合に体積は大きくなっていきます。

③の2杯以上(25g程度 多い量の方が膨らむ)というのも、ドームを大きくするために炭酸ガスを多く放出したいからです。

 

コーヒードームは炭酸ガスの放出、ということは焙煎鮮度を計る上での目安にもなります。

あまりにも膨らまないコーヒーは、炭酸ガスが放出しきった焙煎してからずいぶん日が経たコーヒーの表れです。

コーヒーは生鮮食品なので、古いものは香りも飛んでしまってあまり美味しさを感じません。

少しでも劣化を防ぐためには、コーヒーを酸化させないことがコツです。密閉容器に入れて、冷凍庫で保存しましょう。

コーヒーの保存方法 当店の包材はチャック付きなので、そのまま冷凍庫へポイっでOKです。

お湯を沸かす間に、冷凍庫から取り出して準備していれば豆の温度も常温に戻り上手く淹れられます。

ドリップは、コーヒードームよりも蒸らしに意識をすることがドリップのコツです。

最初の注湯では、ドームの大きさよりもサーバーにほとんどコーヒーが落ちていないことが理想です。

詳しくはこちらをどうぞ。➡ドリップのコツ ドリップの仕方