オススメのシングルオリジンコーヒーをご紹介いたします。
今回ご紹介するのはブラジルの「トミオフクダDOT」です。
トミオフクダDOT。
日本人の名前っぽいのが入っているのでなんだか親近感を抱きますね。
トミオフクダDOTはブラジル産のコーヒーで、農園のオーナーが日系2世のトミオフクダさんです。
ストレートのブラジル(例えばブラジルNO.2)は、酸味と苦味のバランスが取れたコーヒーで飲みやすいのですが、
このトミオフクダDOTは強い甘さとコクが特徴です。
なぜ、同じブラジル産なのにこれほどまで強い甘さとコクがでるのか。
それは雨期と乾期はっきりしている場所に農園があるからというのも理由の一つですが、大きな要因は名前にあるDOTつまり「Dry On Tree」なところにあります。
通常コーヒーは、コーヒーチェリーという果実が完熟すれば摘み取ります。
そして次のステップで果肉を落としたり、そのまま天日乾燥させたり、あるいは発酵させて乾燥させたりして生豆にしていきます。
しかしDOTは違います。
文字の通り樹上にて完全乾燥させるのです。
そうすることで、コーヒーチェリーは養分をたっぷり吸い上げることができ甘く仕上がります。
その代わり、養分を吸い取られたコーヒーノキのダメージは大きく収穫不能のため2年はお休みになります。
甘く豊かな香りを裏切らない甘さとコクがあるトミオフクダは、
浅煎りでもコクがあり、深煎りですと苦味が加わり大人ビターな味わいを楽しめます。
少し割高なコーヒーですが、効率でなく美味しさを追求されて生産された味を是非お試しください。